ネットリテラシーが学べるカードゲーム HELLO DIGITAL【制作実績】

ネットリテラシーが学べるカードゲーム HELLO DIGITAL【制作実績】

お世話になります。
ディレクター兼デザイナーの“ななつ”です。

今回は“ななつ”の制作実績から、ネットリテラシーが学べるカードゲーム HELLO DIGITALを紹介させてください。

何を隠そう、こちらは私が所属するプロダクションのメンバーと共同開発した自主制作なので、掲載許可を取る必要がございません。許可取りしなくていいのは楽でいいですね。
ちなみに、HELLO DIGITALはmanavi-gate名義で発売しております。

それでは僭越ながら、しばしお付き合いいただけますと幸いです。

HELLO DIGITALとは

HELLO DIGITALはこどもがネットリテラシーを遊んで学ぶために制作したアナログゲームになります。

昨今、メディア上ではSNS炎上であったり、ネット上の誹謗中傷など、実に様々な話題を目にすることが増えていると思います。
時代が悪いのか、SNSが悪いのか……。何にせよ、こどもがネットトラブルに巻き込まれる事例は事欠きません。

そこで、小さい頃から少しでもネット社会の良いところ・悪いところに触れることができれば、多少は自衛につながるのではないかと考え、このゲームの開発に着手しました。

ゲームの特徴として、各カードにはSNSにアップした動画がネット上で大炎上してしまった! などのネットエピソードを掲載していて、それぞれに点数が設定されているので、感覚的に良し悪しの判断力が身につくよう設計しています。

これらのカードを用いて勝敗を競うので、ゲームを楽しみながらネット社会を生き抜く術を身につけてもらえればと考えております。

ちなみに、ゲームの世界観を表現する上で大切になる導入文は以下の通りです。

HELLO DIGITALへようこそ。

ここは果てしのないネット社会の中。
“成功への近道”もあれば“怖ろしい落とし穴”もある世界。動画投稿で人気者になることもあれば、見知らぬ誰かから誹謗中傷を受け追い込まれてしまうことも。
ネット社会では同じ行動をとっても、どちらに転ぶかは表裏一体。
現実世界でも起こりうるさまざまな出来事を、この世界で体験することができます。

どんな結末になるかは、あなたの選択次第です。
自らが選んだストーリーに沿って、この世界の中心にあるゴールを目指してください。

HELLO DIGITALを通してネットリテラシーを学ぶことで、リアルなネット社会を生き抜く術を身につけましょう。

制作物

アナログゲームですので、カードゲーム本体や説明書などのコンポーネントはもちろん、ゲーム紹介動画公式WEBサイトも制作しております。

それでは早速、それぞれ個別に紹介していきたいと思います。

カードデザイン

まずはHELLO DIGITALの本体でもあるカードからご紹介。
ゲームに使用するカードは全部で5種類あります。

こちらはゲームの要となるバーチャル体験カードです。
HELLO DIGITALはこのカードを用いて、自分のスタート地点から道をつなげていき、ゴールを目指すゲームとなります。

点数が高いカードは道の分岐が多く、点数が低くなると一本道だったり、道が途切れる設定になっています。

ちなみに、各種イラストも僭越ながら私が担当しました。

こちらは各プレイヤーのスタートカードと、参加者全員が目指すゴールカードになります。

デリートカードは、プレイヤーが設置したバーチャル体験カード(道)を削除できるカードですね。
相手に有利なカードや自分の道を塞ぐカードを取り除く際に使用します。

最後のカードは、自分がそのターンに出したカードの点数を表示する、いわばメモ代わりのカードです。

HELLO DIGITALはゲームのルールとして、プレイヤーの手番がターン毎に変わる方式を採用しています。
そのターンで一番点数が低いカードを出したプレイヤーが、次のターンで最初の手番となるのです。

このルールは先行有利を排除するために設けたのですが、ゲーム終盤になると展開に集中しているせいか、自分が出したカードを忘れてしまうことがあります。(これ、実際にプレイするとわかります。)
そのため、手番の把握を一目で行えるように用意したカードですね。

説明書

次はカードゲームには欠かせない説明書です。

カード本体を見てもらうと、すでにお気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、全体的な世界観はサイバーワールド感を演出しており、ネット社会を疑似体験できるバーチャル空間というコンセプトでデザインしています。

ですので、説明書もその世界観を踏襲する形で制作しました。

表面はゲームのルールをまとめており、裏面にはバーチャル体験カードに掲載しているネットトラブルエピソードの解説を掲載しています。

化粧箱

こちらはHELLO DIGITALのパッケージになります。

店頭に並ぶ際、他のカードゲームと比べて目につくよう、あえて世界観を表現する導入文を表面に配置しました。

個人的にはですが、様々なパッケージが並んでいる場面だと、やはり文字に目が行ってしまう気がします。
映像制作だとよく言われますが、画面上に読めるテキストが入り込むと、視聴者はそちらに意識が飛んでしまうのです。

ですので、なんて書いてあるんだろ? みたいに興味を持ってもらえればなー、と儚い願いを抱いています。

ゲーム紹介動画

ゲームの世界観やざっくりとしたプレイ方法を伝えるために制作した映像ですね。
こちらは直接見ていただいた方が、話が早いかもしれません。

基本的にはTwitter掲載を主眼に置いていましたので、総尺は1m42sと、可能な限り短くまとめることを念頭に制作しています。

ちなみにAdobe After Effectsでの制作です。

公式WEBサイト

HELLO DIGITALに興味をお持ちいただけた方の着地先として、公式WEBサイトも制作しました。
キャンペーンサイトのような扱いに近く、いわゆるLP(ランディングページ)みたいなものですね。

世界観を踏襲しつつ、アニメーション周りに気を配っています。
もしご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お暇な時にでも見てみてやってください。

HELLO DIGITAL公式サイトはこちら

最後に

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。

“ななつ”の制作実績紹介として、第一弾自主制作のオリジナルカードゲームを選ばせていただきました。
もしもどこかでHELLO DIGITALと出会うことがありましたら、どうか優しく接してあげてください。

今後も掲載可能な制作実績がありましたら、適宜ご紹介させていただく予定です。
気長にお待ちいただけますと幸いです。

以上になります。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

ななつ